DIFla’s blog

日常でなんかあったら載せます。

男子に腹の肉を揉まれた話。

先日話に出した忘年会について。

 

忘年会のメンツは高校時代からの女友達アデリーアデリーと同中のネロ、ニルそして私DIFla。

アデリーとはもう長い付き合いですが、ネロ・ニルとは友達歴3カ月強にも関わらず緊張感は既に欠片もありません。プールでジャイアントスイングを食らったドキドキの初対面が懐かしまれます。きっと夏には海でパイルドライバーでも食らうことになるでしょう。

 

この日アルバイトをしていた私。店長に一生分の土下座をしてようやくありつけた休憩中、アデリーからのLINEに気づきました。

「今日19時に大森ね!」

どうやら待ち合わせ場所と時間の確認のようです。

あ~19時ね!そうそう。いや~楽しみだな~!

 

忘れてました。

 

そう。19時に大森も何も、この日の約束自体忘れてました。

おかげでバイト帰りに表参道ヒルズを練り歩く計画がパアです。

まあお金もないし本当に練り歩くだけなので別にいいですけどね。

 

そういえば少し前に「大森んちで遊ぶよ!」と言われていた気がします。

「大森って誰やねん」とは思いつつ、アデリーの友達ならば全面的に信用できるので軽くオッケーしたのを思い出しました。

 

どうやら大森にあるアデリーのセカンドハウスで飲むという意味だったようです。

新しい友達が出来ないのは残念ですがこれは忘年会。

初めて会った人に「今年はお世話になりました」などと言ってもストーカーと間違われるだけなのでこれで良かったのでしょう。 

 

19時過ぎにアデリー、ネロと落ち合い、ラーメンを食べました。

この中で唯一の社会人であるニルが仕事を終えて22時過ぎに合流し、

「おいおい待ってたんだぞー?」とようやく乾杯。

「いや~ごめんね!」とニル。

実は準備がおそ過ぎて開始が遅れただけで、特に彼を待っていたわけではないです。

3時間私達は何をしていたのでしょうね。とりあえず楽しかったのは確かです。

 

オールと言われましたが、深夜2時頃には眠くなってきました。

ニルが既に寝ていたため、私が寝ても2対2の均衡状態でセーフだろうと思い、ニルと頭を合わせて直角になる形で寝ることにしました。上から見たらただの人間テトリスですが、これは一つしかない枕のデッドスペースを無くした最高に効率的な寝方なのです。

次の瞬間枕が消滅し、傍でアデリーが枕を片手にキューピーのような表情で我々を見下ろしていて殺されるかと思いましたが、考えてみたら一時的に寝るか永眠するかの差なので、ニルの右腕を引っ張ってきて枕にすることで睡眠続行を試みました。

引っ張った時にニルの肩関節から炭酸飲料の蓋を開けたような音が聞こえたのが少々気がかりですが、生きているだけあってさっきの枕より暖かくて快適でした。

 

私「あ~いい感じ、いい夢見れそう...」

 

「枕は血が通ったものに限る」と異常犯罪者臭漂う感想が浮かんだとき、アデリーと同じく「寝ない派」であるネロが「こいつら起こそうキャンペーン」に参加しだし、

あろうことか私の腹の肉を両手でわしづかみにしたのです。

 

ネロ「起きろ~!!」

  ぶにっ!

  ぐわしっぐわしっ...

私「っひゃひゃいw」

 

仮にも年頃の女性の体をコロッケばりにこねるなんて不届きもいいところ。

言い方次第では何らかの罪に問えると思いますが、不運にも「起きる派」は2人揃って法学部のため、訴えても勝ち目はなさそうです。

その後「手で揉むの疲れた」と両足で踏まれました。 気分は温泉にあるマッサージ機。

 

ここはレディとしてプライドを持ってビンタの一つでもするべきでしょうが

存外気持ちよくて、実際には「おぅふ」といった声が漏れました。

前世では大型犬か何かだったのかもしれません。

 

結局「寝ない派」の2人により近い所にいた私は集中攻撃を食らい、一方で隣のニルは健やかに寝ていました。この野郎。

数十センチが運命をここまで左右するとは、人生の縮図のようです。

 彼らに睡眠薬を盛ったわけでもないのに、こちらだけ一方的に「寝ないこと」を強いられるだなんて酷い話だと思います。

 

それにしても数ある「人を起こす技」の中から選んだのがよりによって「腹を揉む」だなんてどんなセンスしてるんですかね。 

ちなみに高校時代、授業中に寝ているアデリーを起こす時には必ずアデリーの耳に小指を突っ込んでいました。

アデリー曰く「非常に寝覚めが悪い」らしいので、皆さんも身近な人に是非やってみてください。責任は取りません。 

 

アデリー「おつまみ買いに行くよ!」

私   「気を付けてね~」

アデリー「......(キューピーのような表情)」

私   「ごめんなさい」

 

全員参加らしいです。ここはアデリーの家なので彼女が法です。

皆でお菓子とおでんを買いました。体を温める食べ物を凍えながら買いに行くなんてまったくどうかしてますね。早く帰りたいです。

そんな私の願いとは裏腹に帰り道の公園に心を奪われる「寝ない派」の2人。

友人が無邪気にブランコで戯れる様子がこの世で見る最後の景色になるかと思いました。

 

あまり飲んでませんが寒さのせいかこの辺から記憶があいまいで、気づいたら朝になってました。

アデリーはベッドで寝ていました。家主の特権。

布団がない中、私の横では男子達が上着も着ずに寝ていました。さぞ寒かったでしょう。

寒さ対策もなしに寝るからそうなるのです。

私は前もって全員分の上着を独占していたので大丈夫でした。

ニルは起きたら右肩が痛かったそうです。きっと寝違えたんですね。

 

寒くて楽しくてやっぱり超寒い、最高の夜でした。

 

大事なのはメンツですねやはり。

少し前にも似たような顔ぶれで車をレンタルして4時間かけて、千葉にあるどでかいアスレチック公園に行ってみたら既に閉園2分前で何もせずに帰ったという事がありました。

その時に大爆笑で連想ゲームなどして帰った顔ぶれからトオルを引いてニルを足したメンバーですから、たぶんどんな最悪の状況でも楽しめると思います。

そんな出会い、そうそうあるものじゃないです。

 

こんな素敵な友達とこれからも一緒にいられるなら恋人なんていりませんね。

今のは完全に強がりました。

 

ちなみにトオルは初登場ですがそのうちちゃんと紹介すると思います。

やたら歌のうまい大男です。

 

全員の期末試験が終わったら新年会もする予定ですが、今から楽しみすぎて課題が手につきません。

まあそれは完全に言い訳なのでどうにかします。

 

そういえばネロに毎日腹をもまれたら痩せそうな気がしたので、今度頼んでみようかと思います。

ではでは。